我が家は現在、都内のペンシルハウス(持ち家、土地所有)に住んでいます。家族が増えたことや夫婦ともに在宅ワークということもあり、育休期間中に近場へ引越しをすることに。人生2度目の住まい購入に伴うあれこれについての記録です。
世の中には以下の4つのローン形態
- 単独名義(夫または妻)
- ペアローン
- 収入合算での連帯保証
- 収入合算での連帯債務
があるようですが、我が家は最終的に4つ目の連帯債務となりました。
できれば単独名義が良かったって?人生そうそううまくは行かないものさー
※離婚リスクやどちらかが無収入となった場合に配偶者の贈与を受けて支払い継続しているとみられてしまうリスクなど単独の方が有事の心配は減ります。
もう、自分の思いやそこらではどうにもならない色んなことがありますからね。とはいえ、情報を整理していくと実際には我が家にはこの形が良かったのだなと思っています。
夫婦 連帯債務型ローンのメリット&デメリット
メリット
- 夫婦両方が住宅ローン減税を活用できる
- 借りられる金額が大きくなる(場合によってはデメリットに)
- 夫婦どちらかが万が一の時は持分の分、相続が減る(単名義の場合は全部が相続に)
デメリット
- 離婚などで分配が必要になると揉めがち(うちは多分大丈夫・・・かな)
- どちらかが働かなくなる、給与減額となるとその分の支払いが贈与とみなされる懸念が出てくる(うちは多分大丈夫)
万が一に備えてのメモ
相続人が配偶者のみの場合はそのまま配偶者に相続されるので問題ないのですが、他に相続人がいる場合には要注意。
うちの場合は、夫婦のどちらが先立っても残された者の衣食住は困らないようにしておきたい。
そうすると活用できるのは、夫婦共同名義であれば、片方が死亡した場合に、遺言書があれば遺言に定められた相続人に持分を帰属させることができるというもの。(遺言がなければ、法定相続人割合に帰属するか、遺産分割協議によることに。)というわけで、遺言書の用意も始めないと。
●登記・団体信用保険の割合
年収割合と同じ6:4(更正登記後)としました。したがって、土地・建物の登記も6:4(更正登記後)としています。→設定検討の根拠
●注意点
- 法定相続人の遺留分は残る。
- この懸念は消せない。子どもたちには変わりに分割可能な資産を準備するか(株式など?)
- 債務も配偶者が全て相続する。
- ローン持分の団体信用保険が適用される。毎月の不足分は生命保険で対応する。※夫さんの団体信用保険が切れる後半4年間があるため別途準備資金を活用する。
●万が一にかかる費用
相続税+登録免許税+司法書士への報酬+書類取得手数料など
●相談先
弁護士など(区に弁護士の無料相談あり)
●手続き先
税務署への申告・支払い
不動産の権利関係の見直しが出てきたら以上の情報を見て落ち着いて対応できるように家族にも伝えておきたいと思っています。
まとめ
住み替えが決まってから、短期間で仲介会社にこれを決めて!と言われる事ばかり。その都度、急いで調べて考えて結論を出してきた我が家。改めて記述してみると色々な兼ね合いの中で結論を出してきたなと感じました。
理由や経緯をこうして書き残しておくことで新しい判断が今後、必要になった時に立ち戻るヒントになるなと思います。
実際、10年前に契約した保険の見直しを今回合わせて行っているのですが、契約詳細やその保険内容に決めたポイントについての記憶がかなり薄れていて愕然としました・・・。契約が関わることって家族がいると意外に多くて。記録の大切さを痛感しています。
*決定事項は、我が家のエンディングノートに粛々と盛り込まなきゃ。
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