我が家は現在、都内のペンシルハウス(持ち家、土地所有)に住んでいます。家族が増えたことや夫婦ともに在宅ワークということもあり、育休期間中に近場へ引越しをすることに。人生2度目の住まい購入に伴うあれこれについての記録です。
太陽光発電って一昔前に騒がれてたけれど、その後、あまりいい評判聞かないよなぁ。
でも、光熱費は結構高い気がするし、電気代がこれから上がる見込みは大いにある。
何かできることってないのかしら・・・。
太陽光発電ってどうなの?
自家発電した電気を政府が高額で買い取るということで注目された太陽光発電。買取価格が意図的に下げられて電気の販売益が想定よりも見込めなくなったことで売電メリットが低くなって不満が広がったという経緯が。
でも、本当に誰にとっても導入メリットがない設備なんだろうか。
今回の住み替えで住居のメンテナンスや住まい方にこれまで以上に関心を寄せる我が家には真偽の程が気になる話題です。
我が家の主な状況は、
- 夫婦二人ともに在宅ワークで、ひたすら日中の高い電気を買っている
- 今後も電力の価格は上がる一方だと強く思っている
- 電気供給含め 災害時への備えが気になる
こんなことから、売電メリットがなくても自分たちが手頃に電気を使えるようになるなら導入を考えたいなと思ったのでした。
我が家の場合
結論から言うと、我が家は結果的に現時点では導入メリットよりも懸念が多いという結論になったのですが、事前に分かっていれば導入できたのでは(*)という心残りもあります。
*詳しくは「検討のポイント」項目にて
何から検討を始めたか
助成金の情報や太陽光パネルの設置動向を見てみましたが、どうもわかりづらい・・・。
結局、一括見積もりサイトに頼ったのでした。
入力は自宅と屋根素材の情報などを入れるだけ。事前に屋根の仕様・素材を確認したら5分もかからず入力・見積もり完了。
我が家の前提
太陽光パネルの設置を検討する場合、大きく2つのパターンがあります。
- 初期費用が低いタイプ・・・自宅の屋根を貸し、業者の持ち出しで設備の用意&設置を行う
- 初期費用が高いタイプ・・・自分で購入・設置し、自分の所有物として自家発電する
うちは発電量があまり多くない向きのため選択の余地なく2のタイプです。売電収益目的ではなく、住み替え費用の一部でと思っていたので、ま、そこはOK。
たくさん発電できる場所だったら、企業は借りてでも発電したいってことね。良い位置・向きに住まいがある人は初期費用ゼロで電力収益の道に行ける可能性があるかも。
うーむ、たしかにうらやましい。
もらった提案内容
引越し見積もりサイトなどのイメージで、物凄い数の返信が来るのではと思っていたので少し安心しました。むしろ、追加で別の一括見積もりも依頼したのでした。
一括見積もりサイトで依頼したところ、3件から返信が。
各社、発電量は出してくれましたが、最終的に、具体的な提案をくれたのは2社でした。
結構すくなっ!
うちが直前の前提で記載したタイプ2(企業へ屋根貸しではない自家発電)だからですね。
屋根がしのタイプ1の業者からは「電力量を調べたところ弊社サービスは提供できかねます。」の一文のみでした 笑
参考:ウチへの提案
- 蓄電池 + 太陽光発電 =購入・設置費用 180万円〜
- 内、80万は助成金を適用できる可能性があるという見積もりを出してくれたところがありました。
- 日中電気をよく使う我が家の場合の収益分岐点
- 毎月、3000~5000円の電気代が賄うことができそう
- 浮いた電気代を考えると11年で初期費用の元をとる
- 11年後以降は自家発電で電気代が軽減し続ける
- 発電力が衰えていく一方で、最近の太陽光の耐用年数は20年に伸びている
導入検討のポイント
提案の内容の他に、独自に色々と調査したり考えた結果、以下のようなポイントで自分の家の場合はどうか・・・を考えることでメリット、デメリット含めた結論を出すことができるなと感じました。
- パネルを設置できるのはどの方角の屋根か
- 屋根が北向きのみの場合は設置不可。南向きが最適。(我が家は北東で設置自体はOKというレベルでした。)
- 自宅の採光レベルはどうか
- 東京都の「東京ソーラー屋根台帳」で超おすすめ場所はチェックできます。 ※リンクページの一番下の同意するをチャックすると表示されます。
- 屋根台帳でわからない物件は個別提案で算出してもらえます。(我が家がこれにあたります)
- 月の電気使用料と設置時の発電量でメリットは出るか
- シミュレーションサイトもありますが素人では数値自体を入れるのが難しく、一括見積もりサイトだと簡単入力で個別具体の提案がもらえました。
- 補助金活用
- 条件やタイミングによっては東京都の補助金と住居地区の補助金を合わせて使える可能性もあり、補助金は毎年4月中頃に発表されることが多いとのこと。
- パネル設置の工法には要注意
- 素材によってはキャッチ工法ができずビス留め工法で穴を開ける形になってしまう。屋根材がガルバリウム鋼板であればキャッチ工法OK。(うちは別の素材でした。)他にボンド工法なども穴が開かない施工。[2022年時点調査]
- 新築の場合は新築時の屋根保証などもチェック
- 設計前:家の耐荷重もできれば検討要素に
- まさに雪国で設置できない理由がこれですね。
- 設計前:太陽光パネル設置を見越した屋根素材の検討
- 上記の5と関連します
我が家のように、ちょっと気になるという方でも、一度、見積もりや提案をもらっておくと自分の自宅の位置や屋根仕様をもとに、何ができるか、どのくらいの費用や効果が見込めるのか、がわかって色々と考えやすくなりますよ。
ぜひ、業者さんの提案だけでなく、上記のポイントも活用してやりとりしてもらえると良いのではと思います。
結論・まとめ
いろいろ情報を見てきた結果、
売電収益を目指さなくても自家発電で暮らしていくという点だけでも嬉しい役割を果たしてくれるなと感じました。
今回、ウチの事情に合った提案を聞き、重視したいポイントも自分なりに整理できたことで、新築屋根の保証が終わる10年後に再検討することを我が家は決断しました。
再検討の時はまた、補助金や新型製品の性能など、時々ネタ情報も上手に使っていきたいものです。素人個人ではなかなか調べきれない分野であることもよくわかりました。
ちょっと気になっているという方は見積もりだけでも取得してみると意外な節約や災害対策強化が見込めるかもしれません。今後の高くなる一方の電力問題上手く乗り切りたいものです。
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